2009年10月18日日曜日

案外地元のことを知らなかったり。


皆さんは、我々の拠点である神戸市東灘区に、美術館が幾つあるか、ご存知ですか?
正解は、なんと7つ。
●白鶴美術館(住吉山手6丁目)
●豊雲美術館(住吉山手4丁目)
●香雪美術館(御影郡家2丁目)
●世良美術館(御影2丁目)
●小磯記念美術館(向洋町中5)
●神戸ファッション美術館(向洋町中2)
●神戸ゆかりの美術館(向洋町中2)  
明日から11月23日(祝)まで、この7つの美術館を結ぶイベント『第7回神戸東灘アートマンス』が開催されます。
東灘の歴史深い街並みを歩きながら7つの美術館を巡り、芸術・美に触れるという、文化的な秋を満喫できるひとときになりそうです。
また、各館のスタンプを集めればプレゼントもあるそうです。
皆さんも、ご参加になってみてはいかがでしょうか。
                          
詳しくはこちら ↓
「東灘アートマンス」紹介サイト http://www.hn-artmonth.jp/
                          
なお、東灘区内には、本御影石をふんだんに使った美しい石塀・石垣が随所にございます。
散策なさる際には、地元の名産の石に触れていただくことも、本御影石産地石屋として、お勧めいたしま~す(^▽^)

2009年10月7日水曜日

神戸の新守護神「鉄人28号」完成!


兵庫県神戸市・長田区にある若松公園(神戸市長田区若松町6丁目)で10月4日、高さ15.6mの「鉄人28号」モニュメント像の完成セレモニーが行なわれた。「鉄人28号」は1956年から雑誌「少年」に連載された漫画で、これまでに何度もラジオ、実写、アニメ化された人気作品。「鉄人」モニュメント像はアニメーション版の設定に合わせて作られた1/1スケール像で、足を伸ばして直立させたときの全長が18mになるように製作された。中は鉄骨、外は耐候性鋼板製。重量はおよそ50トン。両足の下、深さ6mに埋められたおよそ150tの基礎で支えられている。
 製作したのは長田区の商店主らによる特定非営利活動法人「KOBE鉄人PROJECT」(正岡健二理事長)。「鉄人28号」の原作者で神戸市須磨区出身の漫画家である故・横山光輝氏にちなんで、阪神大震災後の復興・商店街活性化のシンボルとして製作した。総工費は1億3,500万円。神戸市から補助金4,500万円が拠出され、残りは個人や企業からの寄付・協賛金でまかなった。
 7月末に起工式が行なわれ、その後、プロジェクトの協賛企業でもある大阪府岸和田市の金属加工会社・北海製作所で作られた部品が現地に搬入、組み立て・塗装が行なわれてきた。紺色ボディの「鉄人」像は、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた商店街方向(南側)を向いている。両足を踏ん張り、右手を突き出した力強いポーズだ。「鉄人」像は一時的なものではなく、若松公園内に恒久設置される。今後、11月末までかけて鉄人像の足元まで公園整備が行なわれる予定だ。
Robot-News 2009/10/05

2009年9月24日木曜日

ご報告が遅くなりましたが・・・




お陰様で、横屋八幡神社の玉垣が出来上がりました。
あの甚大な被害を受けた『阪神淡路大震災』から14年を経て、ゆっくりと、しかし確実に復興を遂げ、ますます結束を固めてゆかれる地元の皆さんの「真実の底力」が、遂に実を結んだのだなあと、施工に携わった私たちも感無量になりました。
横屋地区の皆様、誠におめでとうございます。
今後も、地元に根付いた石屋として、誠心誠意の御用を勤めて参ります。
           

2009年9月15日火曜日

お一人おひとりのご要望に添えるよう…。




神戸市内某墓地に建立した墓所です。


ご家族の中に車椅子で生活なさっている方がおいでのお施主様でした。ですので、車椅子のままでも無理なく花を手向けて頂き、お線香を上げて頂けたら…、という思いで設計させて頂きました。




通路は、左から右へ勾配がついていましたが、可能な限り通路との段差をなくし、止むを得ず付く段差は、石材の面取りのアールが滑らかに大きくなってゆくように計算して、車椅子が楽に乗り入れられるように工夫しました。
我々が「供養箱」と呼んでいる水鉢の前に置かれた石箱は、中にロウソクとお線香がお供えできるもので、風が吹いても火が消えてしまうことはありません。もちろん、車椅子にお掛けになったままでもじゅうぶん届く位置になるように設計しました。
また、ゆっくりとお墓で腰を掛けて亡きご家族と一緒に過ごしたいという思いから、ヒアリング当初、門柱をベンチ代わりにするか、というお話も頂きましたが、せっかくでしたら、ちょっとした清掃用具などが置ける、物入れにしたら良いのではというご提案をしてみました。
天板石の高さも、ご高齢のお母様が腰を掛けて頂くのに適した、“若干低め”に設計しています。
また、奥様のご意向で、全体の印象を「丸みを帯びた優しいお墓」に仕上げました。これはデザインの一面のみならず、幼い娘さんが石の角でケガしないように、という奥様の深い親心もあって、実現しました。
ヒアリングの度に、お施主様ご家族と心を通わせ、最も適した形のお墓を納めさせて頂く…。石屋冥利に尽きます。
「あんたに頼んで良かったよ」と、喜んで頂けるたびに、こちらのほうが感謝の念で一杯になります。この場をお借りして、お世話になりました●家の皆様に、改めて御礼を申し上げます。
有難う御座いました 再拝
                 

2009年8月25日火曜日

横屋八幡神社






昨年鳥居を建てさせて頂いた横屋八幡神社の、玉垣を作っています。


2番目にある写真はその工事の途中経過のものです。


このあと、いま建てられているそれぞれの柱の上に、笠を据えます。


神社の御用は、地域の方々にも見守って下さっています、暑い中の作業ですが、心を込めてさせていただいています。








                               

2009年8月4日火曜日

六甲山に夏到来!


今年の梅雨は長かった!
やっと梅雨明け宣言。ようやく、夏本番です!
もうすぐお盆。
お墓参りのご準備はなさっていますか?
どうぞ皆様、ご先祖さまに、お参りしてくださいね。

2009年5月2日土曜日

本御影石の採掘をしました




六甲の自然が長年かけて生成した花崗岩は上質であります。
その昔、住吉の山で採掘されたその淡く桃色の美しい花崗岩が、御影の港から全国へ出荷されたことから「御影石」と呼ばれるようになりました。
そのうちに「御影」という言葉自体が、ブランドのようになり、いつしか、花崗岩全般のことを、「御影石」と呼ばれるように変遷して行きましたが、その質は雲泥種々様々であり、一般の花崗岩と区別するために、「本御影石」と呼んでいます。
国立公園である六甲の自然を守る観点から、「採掘」が行われなくなって久しく、近年では、地域での構造物の造成などの際に地中から出てくる石を採取するに留まっています。
しかも、最近は大きな流通がないこと、しかも、本御影石が埋まっているのが特定の狭い地域に限られることから、一部では幻の石とも呼ばれているようです。
このたびは、久しぶりに、上質の本御影石が採れました。
まだまだ地中には沢山の本御影石が眠っていますが、今回のように環境を損ねることなく採取を続けて参ります。
われわれ本御影石の石久「乾石材店」は、世界一美しいといわれる花崗岩の最高峰『本御影石』唯一の産地石屋です。
本御影石の魅力を、世界の皆様にもっと知っていただけたらと思います。
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乾石材店では、石に関わるご質問、お墓のご相談などを随時承っています。
どうぞご遠慮なく下記フリーダイヤルまでお問い合わせください!
人情溢れるスタッフがお待ちしております。

本御影石の石久 乾石材店 0120-450-148

乾石材店のホームページもご覧下さい!http://www.inui-sekizai.com/
           

2009年4月30日木曜日

鳥居を奉納しました





神戸市東灘区にある「横屋八幡神社」。
阪神淡路大震災で鳥居が崩落。 現在も、その傷跡を後世に遺すべく、倒壊した鳥居の柱が寝かせてあります(写真3)。
あれから14年を経て、昨年暮れに、新しい鳥居と玉垣の建立、併せて、本殿へ続く石畳の工事が完了しました。
地域の皆様にお喜び頂けると幸いです。
                      

2009年3月22日日曜日

美しい本御影石


水磨きの本御影墓を建てさせて頂きました。
本磨きも非常に美しい輝きを放ちますが、
あえて、本磨きにせずに石本来の淡く桃色の切り肌を活かすのも
非常に趣がありますね。

2009年2月28日土曜日

皆さん、お気をつけ下さい。~その2~


 映画「おくりびと」のアカデミー賞受賞で、「納棺師」の仕事がにわかに脚光を浴びているが、同じ葬祭業界の一角を担う墓石業者の世界では、一部の悪質な業者が消費者の無知を逆手に幅を利かせている。素人に墓石の善しあしなど分からないうえ、販売方法は完全に業者主導。粗悪で高価な墓石を買わされている遺族も多いという。


 「新しい形式の葬儀が登場するなど、葬祭業界全体が変わりつつある中で、墓石業界も公平に相見積もりできる仕組みなどを確立すべき。何十万円もする墓石の価格や品質を消費者に納得していただける態勢が整っていないから、いつまでもクレームや不信感がなくならない」


 こう語るのは「お墓ディレクター」の資格を持つ都内の墓石業者。墓石業界の市場規模は約300億円、業者数は全国で約1万2000社といわれるが、最近、中国産墓石をめぐる施工後のトラブルが急増しているという。


 「中国産墓石はいまやシェア8割を超えていますが、その多くは『中国産A998』のように産出省ごとに割り当てられた石種の記号を表示するよう、業界団体から指導されています。しかし、一部の業者は自分たちで勝手に『〇〇石』などの商品名を付けて販売。大手の業者ですら『××省産』と明記しつつ、肝心の記号はナシです。これは、石を知らない素人に他社の同種墓石と比較されないための方策です」


【素人には見分けつかず】
 その一方、「国産」と表記した墓石の加工を中国で行っているケースもあるという。中国産墓石の多くは工程の多くを機械化し、大量生産することでコストを抑制、加工のための人件費も安いことから国産とは比較にならない安価で販売できる。だが、石は国産でも加工が中国では、「純国産」とは言えない。
 日本仏事ネット(福岡)によると、墓石購入費用の全国平均は約174.1万円。高い買い物だけに、購入者も墓石の質は気になるところだろう。一般に、良い墓石を選ぶポイントは(1)硬度が高く(2)吸水率が低く(3)キメが細かいこと-といわれるが、石材だけで数千種類もあり、業者でさえ石材を覚えるのに最低3年はかかるといわれるから、素人による判別はほぼ不可能だ。しかも、仏石など目立つ部分にのみ注文通りの石材を使用し、目立たない敷石などは低ランクの石を使う悪質業者もいるというから油断ならない。


 「油断ならないのは墓石だけではありません。最近、首都圏近郊に増えている私営霊園。これは複数の墓石業者が共同開発したものが大半ですが、墓地購入後、数年以内にその業者の墓石を買うという条件を付けるところも多い。これも消費者本位とは言いがたい」(都内の中堅葬儀社社長)


 前出のお墓ディレクターは「日本石材産業協会では、加盟社に産出国と産地を記した産地証明書と産地国証明書の添付を勧めています。われわれだって『おくりびと』の一員ですから、良い意味で注目されたいものです」と話している。
      
※写真はイメージで、本文とは無関係です。


 ZAKZAK 2009/02/27より

2009年2月23日月曜日

皆さん、お気をつけ下さい。


宗教法人の運営する墓地が競売にかけられるケースが大阪府内で相次いでいる。

 すでに永代使用権を得ていた契約者が、競売で墓地を取得した所有者から再び「使用料」を請求される事態も発生。高齢化社会の中で、〈終(つい)の住み家〉が揺らいでいる。

 大阪府豊中市の中心部にある約740区画の霊園。京都市の宗教法人が1995年に開設し、約500区画に墓石が立つ。未納骨の区画についても、契約者が1区画80~150万円の永代使用料を宗教法人に支払っている。

 2002年、元代表役員への融資の担保として土地の大半と事務所に抵当権が設定されたが、同役員らが別の霊園事業に失敗。同年から07年に競売にかけられ、東大阪市の墓地管理会社が取得した。その後、同社は未納骨の区画の契約者に、「解決金」の名目で1区画あたり40万円を支払うよう求めた。

 墓地の経営主体は宗教法人や自治体に限られ、同社は別の宗教法人に霊園を売却する予定。「解決金を払えば区画の使用権を次の経営母体に引き継ぐが、支払いがなければ、使用権のないことを確認する訴訟を起こす」としている。

 95年に74万円で永代使用権を取得したが、解決金を請求されている豊中市の女性(61)は「義父の墓を建てようと思っていたが、まさかお墓に抵当権がつき、売られてしまうなんて」と困惑する。
 府内では05~07年に吹田市など計2か所の墓地が競売され、いずれも別の宗教法人が落札したが、利用者が新たに使用料を請求される例はないという。

 宗教法人経営の墓地は全国に約5万9000か所に上る。バブル崩壊で檀家(だんか)からの寄付が減った宗教法人が、不動産会社や石材会社をスポンサーとして墓地開発に乗り出して失敗。担保に入れた墓地が競売される事態は静岡県でも起きている。

 厚生省(当時)は00年、墓地の経営許可を出す都道府県などに「安定経営の障害になるため、抵当権が設定されている場合は抹消させる必要がある」との指針を示し、豊中市の霊園についても府が宗教法人を指導したが、応じなかったという。

 藤井正雄・大正大名誉教授(宗教学)は「墓地経営が破綻(はたん)しても、永代使用料を払った人に責任のないことは明らか。利用者の承諾なしに抵当権を設定できないようにするなど、永代使用権を保護する法整備が必要だ」と指摘する。



※写真はイメージで、本文とは無関係です。


(2009年2月22日 読売新聞より)

2009年2月6日金曜日

震災を忘れない ~その3~


展覧会:震災から学んだ「助け合いの心」 東灘の絵画教室、きょうから /兵庫

 ◇絵画教室「アトリエ太陽の子」、元気と希望与える1000点
 ◇四川大地震、被災地に贈る巨大アートの制作/中国で活動、高校生らのワークショップも


 神戸市東灘区の絵画教室「アトリエ太陽の子」は6日から、同市灘区の県立美術館原田の森ギャラリーで「防災・造形絵画展覧会~僕たち私たちに出来ること」を開く。阪神大震災の経験から学んだ「助け合いの心」を生かした子どもたちの芸術作品約1000点を展示するほか、中国・四川大地震の被災地に贈る巨大アートの制作、被災地で活動した高校生らによるワークショップもある。8日まで。【中尾卓英】


 神戸市や阪神間の幼稚園児から高校生まで約400人が通うアトリエでは、震災で幼児2人(家族5人)が犠牲になり、子どもたちに「1・17」の記憶を語り継いできた。04年からは、全国の子どもたちの防災の取り組みを顕彰する「ぼうさい甲子園」に参加。インド洋大津波(04年)や新潟県中越地震(同)では、被災した子どもたちに励ましの絵画や絵手紙を贈ることなどを通じ、「世界に笑顔と平和を運ぶ」芸術の可能性に挑戦してきた。
 7日は午前10時半と午後1時半の2回、子どもたちが「忘れてないよ」の思いを込め水墨などで縦2・6メートル、横12メートルの「虹はつながっている 中国・四川に届けよう1000本のひまわり」を制作する。先月末から一部の制作が始まっており、神戸市立向洋小4年の田村政宗君と梅澤広生君は「四川では僕たちと同年代の子どもたちが大勢犠牲になった。家族を亡くした人に元気と希望を届けたい」と、絵筆を走らせた。
 このほか、8日午後1時、四川大地震被災地で支援活動をした県立舞子高環境防災科3年生や同校の諏訪清二教諭、紙芝居などを通じて小学生向けの防災教育カリキュラムの開発、普及に取り組む神戸学院大生らとのワークショップも開かれる。
 会場には、毎日新聞(神戸・明石面)に連載中の「ぼくの・わたしのたからもの」でも紹介した「防災ポスター」のほか、巨大防災すごろくゲーム▽防災3Dアートカルタ▽巨大絵画「よみがえる神戸の街」▽舞子高生の四川写真パネル--などを展示。「備えの大切さ」を訴える。入場無料。問い合わせは、同アトリエ(ファクス兼用078・858・7302)へ。
〔神戸版〕


毎日新聞 2009年2月6日 地方版
絵画教室「アトリエ太陽の子」HP http://ganet.web.infoseek.co.jp/03036.html

2009年1月29日木曜日

ユーザー車検のススメ


本日、休暇を利用して自家用車(軽自動車)の車検を通しに行って参りました!
驚いたのは、諸経費の安さ。
カーショップやディーラーにお願いしていた前回までと、半分以下の値段。
検査も検査員の方が丁寧な対応で指導くださるので安心。
これから毎回、愛車精神をもって車検に臨もうとココロに誓った一日でありました・・・。

2009年1月23日金曜日

『旧乾邸』最後の内覧会





昭和初期の代表的邸宅建築とされる「旧乾邸」(神戸市東灘区住吉山手5)が今年3月をめどに売却されることになり、今月24日、西宮市のNPO(特定非営利活動法人)「アメニティ2000協会」による最後の内覧会が開かれる。
 旧乾邸は、旧京都駅の設計で知られる建築家、渡辺節が1936年に手がけた洋館。暖炉とシャンデリアのある応接室や、海を見下ろすことができるサンルームなどを備えた格調高い雰囲気が漂う。  現在は国に物納されており、神戸市が管理を任されている。売却は、神戸市が文化財に指定して解体などができないようにしたうえで一般競争入札で実施される予定。
 同協会は03年から、同建物を広く知ってもらおうと月一回のペースで内覧会を開き、これまで1万2000人以上が足を運んだ。同協会は「内覧会が今後開けないことは残念だが、新しく買い取った方にも文化財として大切にしてほしい」と話している。
 11~16時。協賛金300円。申し込み不要。
問い合わせは清水さん(080・3138・4164)。【中里顕】

毎日新聞 2009年1月22日 地方版より








2009年1月21日水曜日

震災を忘れない ~その2~

私が勤める『本御影石の石久 乾石材店』は、墓石のみならず、地元が誇る日本の三大銘石【本御影石】 の唯一の採掘元として、地元の皆様にもお役に立てる事業を展開しています。

写真(神戸新聞NEWSより引用)は、神戸市東灘区の魚崎にある、阪神・淡路大震災で犠牲になられた方々への追悼慰霊碑で、当社が納めました。
また、町内で犠牲になられた方の無念を忘れないで、という地元の方々の思いで、その方々のお名前を刻んだ石碑も作らせて頂きました。

しかし、震災から14年の月日が流れ…。
震災のあとに東灘に越してこられた方も多く、また、震災後に生まれた子供たちが圧倒的多数を占めるため、「震災のことそのものを、この碑に残さなければ…」という御声があがるようになりました。

先日、その碑も納めました。写真の手前右がその碑です。


その事が、神戸新聞にも掲載されましたので、ここに紹介させて頂きます。

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震災慰霊碑に説明の碑 新しい住民増加で 東灘区


阪神・淡路大震災で二百六人が亡くなった神戸市東灘区の魚崎地区にある慰霊碑そばに十五日、建立の由来を記した石碑が建てられた。同地区ではマンション建設が相次ぎ、震災を知らない住民が増加。慰霊碑が表通りから見えにくい場所にあるためか、存在を知らない人もいるという。石碑には「忘れないで 永遠に」と刻まれている。(中川 恵)

 慰霊碑は、震災翌年の一九九六年四月、魚崎町協議会と長年交流している鳥取県江府町の見舞金などを使い、神戸市東灘区魚崎中町四の地域交流施設「魚崎わかばサロン」西側に建てられた。二〇〇〇年五月には、二百六人の名前を刻んだ石碑も設置した。

 同協議会会長の室谷弘文さん(73)によると、建立後数年は、一月十七日に三百人以上の人が訪れたが、現在は半減。遺族が転居したり亡くなったりしたほか、新住民も増えた。慰霊碑と隣接する戦没者の忠魂碑と間違う人もおり、風化を恐れた同協議会が昨年、由来の石碑を建てることにした。
 本御影の台座にはめこまれたステンレスのプレートには、犠牲者の冥福を祈り、支援に対し感謝する言葉が示されている。

 魚崎町防災福祉コミュニティは十七日、同地区にある魚崎小学校で防災学習会を開き、震災を知らない子どもに被災体験を語る。同協議会副会長の粉谷勝巳さん(68)は「住民の移動があるのは仕方がない。しかし、震災のことを忘れないでほしい」と話している。

(神戸新聞1/16 10:14)

2009年1月17日土曜日

震災を忘れない ~その1~ 


ただ今、1月17日午前5時46分。
6434人が犠牲となった阪神淡路大震災発生から、たった今、丸14年経った。
今から、『15年目』だ。

「もうあれから14年・・・」
「まだ14年しかたっていない・・・」

今、いろいろな思いが、被害に遭った方々の頭の中に巡っている事でしょう。

かくいう私も、神戸市東灘区在住。自宅が半壊した。
幸いにも、家族に怪我人はなかったが、友人知人が犠牲になった。

あの日を忘れまいと、神戸市内はもとより、県内各地の被災地では、鎮魂の行事が行われる。
実体験せねば、あの惨状は分かってもらえない事は、わかっている。
でも、やはり、やがて生まれてくる自分の子供には、しっかりと伝えたい。
そこから、日頃当たり前のように屋根の下で暮らしていることが、どれだけ恵まれた事なのか、万分の一でも、感じてもらえたらいいなと思う。

2009年1月3日土曜日

YES, WE CAN!


忙しさにかまけて、秋から暮れにかけてブログの更新を怠ってしまいました…。
思い返せば2008年は、『変』の一文字に表されるとおり、日本中で『変』な事件や出来事が沢山ありました。

明けて2009年、もうすぐアメリカではオバマ新大統領が就任。
『CHANGE』をキーワードに、世界の期待を一身に背負った新政権が船出します。

今年は皆様にとっても、いい意味での『変化』がある事をお祈り致します。

僕も新たな気持ちで、皆様に愛顧頂けるブログを目指して頑張ります!


 

2009年1月1日木曜日

今年も宜しくお願いします


旧年中は つたないブログをご愛顧頂き 誠に有難う御座いました
本年も 倍旧のご支援を賜ります様 何卒宜しくお願い申し上げます

石の上にも笑いと涙~人情石屋奮闘記~
御影亭石蔵