そういえば自分も石屋になるまで、全く知らなかったな・・・。
そこで今日は、お墓の作業工程をご説明しようと思います!とっても重い石を、どのようにして墓地に据え付けているのか、御判り頂けるかと思います。
ここは、市内の某墓地。ここに、Y様のお墓を作ります。
空地の時期にたくさん草が生えていましたが、根っこからきれいに除去し、平らに均します。
しっかりしたコンクリートで土台を作ります。石は非常に重いので、しっかりしたベースコンクリートを打設しないと、将来お墓が傾いたりします。 これは、コンクリートを流し込む前に砂利を敷いて、鉄筋を張り、コンクリートが強く結束するようにしています。
中央の部分はなぜコンクリートを入れず、土のままなのか?これは、ちょうど墓石の真下にあたる部分です。ここには「カロート」と呼ばれる、納骨室が設置される場所です。昔から「土に返す」と言いますが、亡骸を納める部分をコンクリートで固めてしまうと、土に返って頂けなくなりますよね。ですから、この部分は土のままにしておくのです。
左右と後ろに長い延べ石が入りました。前には参拝が出来る場所が出来、正面左右に太柱が置かれました。この石も、同じ大きさの木材なら大人二人で持てそうなものですが、石はそう簡単に運べるものではありません。写真にはありませんが、運搬車という重機でここまで運び、チェーンブロックと呼ばれる滑車で吊り上げて石を設置します。
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