2008年7月18日金曜日

お墓ができるまで~後編~

さて数日前に「お墓ができるまで~前編~」で、墓所工事の基盤作りからをご紹介しましたが、今日は後編です。
今回は、石碑や霊標などを設置して、完成までのご紹介。
尚、この工事では【本御影石製9寸角神戸型】の石碑が使われました。


しっかりと固まったコンクリートの上に、メインとなる石碑を、据え付けていきます。 木材の三脚には「チェーンブロック」と呼ばれる滑車が吊られています、それで石の部材を吊り上げて設置します。(近年では「蜘蛛型クレーン」という重機を使うお店も増えてきましたが、このチェーンブロックでもじゅうぶんです。)


そして、供物台を置き、花立台を置き、花立を置き、水鉢を置き、霊標を置き、部材と部材の間に丁寧に目地セメントを入れて…、玉砂利を撒き…、きれいに拭き上げて…
完成したのが、こちらの写真!




 
本御影石独特の趣が、最高級の味わいを醸し出しています。年限が経ちますと更に、重厚感が素晴らしくなります。
正面左右の太柱は、ここへ腰掛けて、故人とゆっくりと過ごしたいというお施主様のご要望で、敢えて低く設置しました。最近はベンチのあるお墓も多いですが、あっさりスッキリをした墓所をお望みであったこと等をすべて総合して、その想いがこの様な形になりました。


これは墓石左側に設置した物置石です。 従来の物置石は自然石の格好で天端だけと平らにしたものの上に手提げ鞄やお供花などを一時的に置くものですが、今回はちょっと工夫をして、お墓参りの際にお使いになるであろう、清掃用の小さな箒やスポンジなどの収納ができるようにしています。 勿論これも、本御影石製。石工職人の心がこもった手作りです。

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日本の三大銘石『本御影石』は、私共の誇りです。

本御影石に関するお問合せ・ご質問はお気軽に下記までお寄せください。


本御影石の石久  乾 石 材 店   0120-450-148 
                              
〒658-0062 神戸市東灘区住吉台33-1

当店のホームページもご覧下さい http://www.inui-sekizai.com/
                 
人情溢れるスタッフが皆様とのご縁を楽しみにお待ちしております


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2008年7月16日水曜日

自分と向き合うお墓参り


特集ワイド:お墓参りの勧め 「千の風になって」新井満さん

 ◇静かに まぶたを閉じ 心を平安にすると かなたから声が響いてくる

 そこに眠っていないのなら、お墓参りは……。「千の風になって」が大ヒットした影響で墓参りを見合わせる人が出ている(?)ともうわさされるが、その日本語詞を書き、作曲もした作家の新井満さん(62)は、実はお墓参りが大好きで、「暇さえあれば、出かける」のだという。死者と向き合い、そして、自分と向き合うお墓参りの醍醐味を聞いた。【大槻英二】

 横浜市神奈川区の六角橋。昭和の薫り漂う商店街に、待ち合わせた喫茶「珈琲文明」はあった。クラシックのBGMとコーヒーの香りに癒やされながら、天井に描かれた青空をぼんやり眺めていると、トレードマークの帽子をかぶった新井さんが現れた。

 「笑い話ですよ」と前置きして語り始めた。「例年より墓参りする人が減って、全国のお坊さんたちが腹を立てているそうです。どうやら犯人はあの歌の歌詞にあるらしいと。まあ、それぐらい日本中の皆さんに『千の風になって』が親しまれたということから生まれた冗談だとは思いますが」。ぬれぎぬを晴らすように続ける。「ああいう歌を作ったから、新井は墓参りには絶対行かない人間だろうと思っている人も多いようですが、それは誤解です。私自身は小さいころから、しょっちゅう墓参りに行ってました」
 新井さんは2歳のとき、父親を亡くした。以来、母親に手を引かれ、毎月のように、日本海を望む海辺の墓地に行き、墓前で手を合わせた。それゆえ、お墓はとても親しみ深い場所なのだという。
 肉親や友人の墓参に限らない。その作品に感動した文学者、音楽家、画家たちのお墓もよく訪ねる。「アルプスの少女ハイジ」の作者シュピーリ、幕末の志士、坂本龍馬、天才画家デ・キリコら国内外の墓を訪ねた紀行文と写真でつづった「お墓参りは楽しい」(朝日新聞社)と題する本まで出したほどだ。
 「ミーハーな性格のせいでしょうね。作品が好きになると、次はその作者に非常な興味をもつ。そのうち会いたくなる。生きている人ならば、自宅を調べて飛んで行き『感動しましたあ!』と言って、一緒に記念写真を撮ったり、サインをもらったりしたい口なんです。ところが、私が会いたい人たちは、既にほとんどの方々がこの世の人ではない。でも会って話をしてみたい。そんなとき、どこへ行けばいいかというと、お墓しかないわけです。墓地は死者の現住所のようなもので、この世とあの世の交流場所みたいなところです。もっと気軽に出かけましょう」

 喪服を着て、供え物を用意してと、つい身構えてしまうが、作法はあるのだろうか。
 「そんなのいりません。お線香やろうそくはあってもいいし、なくてもいい。どうしても、死者のために何かしてあげたいと思うならば、その人が生前、好きだった花、あるいは、好きなんじゃないかと思われる花をささげることです。もちろん、手ぶらでも構いません」。三波春夫さんの墓前には桜の花を供えた。

 「肝心なことは、墓地まで足を運び、墓前に立って、静かにまぶたを閉じて、心を平安にすること。そうすると、墓地はたいてい静かなところにありますから、野鳥のさえずりとか、遠くの教会の鐘の音とか、いろんな音が聞こえてきます。そのうち、闇のかなたから響いてくる死者の声に、そっと耳を傾ければいいんです」
 死者との対話というと、スピリチュアルな世界に入り込んでしまうようだが、それは、自分との対話でもあるという。新井さんが26歳のころ、函館の石川啄木の墓参に初めて訪れたときは、闇の奥から「どこの、誰だ」と早口で甲高い男の声が聞こえてきた。
 「もしそう問われたならば、怖がらないで、礼儀正しく自己紹介する。これが墓参のマナーです。敬愛する人のお墓参りをする時には、あなたの生涯は素晴らしかったとオマージュ(称賛)する。冥福を祈る。そして、墓前で死者と親しく対話する。その対話とは、実は自分との対話でもある。その人を敬愛してきた自分の来し方を振り返り、同時に自分の行く末に思いをはせることでもあるんです」
 慌ただしい時代、立ち止まって、死者に思いをはせる余裕をみつけるのも難しいことだが、そんな時代だからこそ、時には墓地に足を運んで自分を見つめ直すのも悪くない。しかし、お墓に行けば、いつでも死者に会えるというわけではない。不在の時も多い。
 「死者は風になる、と私の歌はうたっています。風は世界中を自由自在に吹きわたるわけですから、常にお墓にいるとは限りません。墓前で、いくら呼びかけても、死者の声が聞こえない時には、がっかりしないで、いまどこにいらっしゃるのだろうと考えることです。そんな時は、死者が生前、大好きだった場所を訪れることをお勧めします」
 新井さんが遠藤周作さんの墓参に行った時もそうだった。東京・府中のカトリック墓地を訪ねた日は、冷たい雨が降っていた。問いかけても、返事はない。遠藤周作文学館のある長崎の外海(そとめ)町(現長崎市)を訪ね、「沈黙の碑」に足を運んだ。そこに、いらっしゃった。

 「大切なのは、死んだ人を決して忘れないこと。後に残された生者がずっと覚えている限り、死者はいつまでも心の中で生き続ける。それが最大の供養です。余命がまだ何十年もあったはずなのに、無念にも亡くなってしまった人もいます。そういう場合は、死者の分まで生きてあげるのが、生者の義務といっていい。そして、生者もいつか死者になる。そうなったら、風になって、後に残してきた人々を見守ってあげればいいんです」
 インタビューを終えて、商店街の狭い路地を歩いた。大通りに出ると、すーっと心地よい風がほおをなでた。無数の死者たちに囲まれて、いま自分は生かされているのだなあ。あの人のお墓参りに行ってみたくなった。

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 ■人物略歴
 ◇あらい・まん
 1946年、新潟県生まれ。88年「尋ね人の時間」で芥川賞。98年長野冬季五輪開・閉会式のイメージ監督を務める。訳詞、作曲、歌唱した「千の風になって」がロングセラーとなるなど、多方面で活躍。近著に「良寛さんの愛語」(考古堂)。
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(毎日新聞 2008年7月15日 東京夕刊より)
          

2008年7月15日火曜日

お墓ができるまで~前編~

お客様や知人から「お墓ってどうやって建てるの?」とよく質問を請けます。
そういえば自分も石屋になるまで、全く知らなかったな・・・。


そこで今日は、お墓の作業工程をご説明しようと思います!とっても重い石を、どのようにして墓地に据え付けているのか、御判り頂けるかと思います。




ここは、市内の某墓地。ここに、Y様のお墓を作ります。





まず、地盤となる土をきれいにします。
空地の時期にたくさん草が生えていましたが、根っこからきれいに除去し、平らに均します。




しっかりしたコンクリートで土台を作ります。石は非常に重いので、しっかりしたベースコンクリートを打設しないと、将来お墓が傾いたりします。 これは、コンクリートを流し込む前に砂利を敷いて、鉄筋を張り、コンクリートが強く結束するようにしています。





コンクリートを流し込んで数日後、しっかりと固まっています。
中央の部分はなぜコンクリートを入れず、土のままなのか?これは、ちょうど墓石の真下にあたる部分です。ここには「カロート」と呼ばれる、納骨室が設置される場所です。昔から「土に返す」と言いますが、亡骸を納める部分をコンクリートで固めてしまうと、土に返って頂けなくなりますよね。ですから、この部分は土のままにしておくのです。


左右と後ろに長い延べ石が入りました。前には参拝が出来る場所が出来、正面左右に太柱が置かれました。この石も、同じ大きさの木材なら大人二人で持てそうなものですが、石はそう簡単に運べるものではありません。写真にはありませんが、運搬車という重機でここまで運び、チェーンブロックと呼ばれる滑車で吊り上げて石を設置します。
しかも、無造作な運び方・置き方をすれば、欠けたりしてしまうので、非常に神経を使った作業になります。


延べ石と延べ石は、墓石の重みに耐えうる様、また地震がきても簡単に動かぬ様、金具で頑丈に固定します。


墓石が据えられる真下の位置にカロートを設置しています。当店では、本御影石でカロートを作ります。



カロートの外側はしっかりとしたコンクリートで固められました。

これから数日、コンクリートをしっかり乾燥させて、いよいよ墓石の設置です。
続きはまた後日、「お墓ができるまで~後編~」で。
どうぞお楽しみに…。

2008年7月14日月曜日

海歩ちゃん



僕の姫路時代の大親友、拓ちゃん夫妻に、2月19日に、めでたく第一子、女の子誕生!
「あれ?聴いていた予定日はもっともっと先のはずじゃ・・・?僕の覚え違いか?」と思ったのですが、実はなんと、妊娠25週で切迫早産によるご出産の、超未熟児でありました・・・。
出生時体重は592グラム。

姫路時代の同僚一同「どんな言葉を掛けてあげるべきなのか?」「奥さんの母胎は大丈夫なの?」「おめでとうって言って差し支えはないのか??」「何か手助けは出来ないかな?」など、メールで電話で話し合っても、詰まるところ、ラチは開かず・・・。

『海歩(かほ)ちゃん』と名付けられたプリンセスは、僕らの深刻なる会議を尻目に、新米パパママの拓ちゃん夫妻の愛情をタップリドップリ受けて、体重2,386グラムまで大きくなりました。そして6月22日、無事に退院されました!

内祝に届いたのが上の写真。
なんと、海歩ちゃんが誕生した時の体重とまったく同じ重さの、コシヒカリ。その名も【海歩米】だったのです!

それを手に持った僕は、いかにも生後間もない海歩ちゃんを抱っこしている気分になり、米に向かってつぶやいたのでした。
『生まれてきてくれてありがとう・・・』  ←なぜか実父気取り(TдT)

これからも、拓ちゃん夫妻の優しい親心をすこぶる浴びて、すくすく大きくなっていって欲しいな。
海歩ちゃん!近いうちにおっちゃんと遊ぼうね(≧▽≦)

                               

2008年7月10日木曜日

芦屋市霊園の実情…。


芦屋市の一等地、朝日ケ丘町にある市霊園で、人気が集中する永代使用料約100万円の小区画がほとんど確保できず、販売停止の状態が続いている。
現在の空き区画のほとんどは300万円以上で、一人当たりの個人市民税額が日本一という芦屋市民でも手が届きにくいらしい。区画を細かく分けて提供する方法もあるが、市は「大小の区画が混在するのは景観上、好ましくない」「大区画の所有者に理解を得られない」と踏み切れずにいる。
墓地をめぐる市の悩みは、新築家屋の最低面積を定めた「豪邸条例」に縛られ、敷地を分割して家を建てられない土地所有者の悩みと重なる。

同霊園は1953年の開設。約17万平方メートルにある6,144区画はほぼ満杯で、利用の問い合わせは月に約20十件あり人気は高い。
永代使用料は1平方メートル当たり75万~150万円と、立地の良さからかなり高額で、最大区画(50平方メートル)は7,500万円と全国屈指。これまでの応募では、約100万円の区画(約1平方メートル)に集中する傾向がある。

6月末現在、空き区画は30。
1区画300万円以上の“高額物件”が4分の3を超える。新規造成などは財政難から難しく、解決策は大きな区画の細分化しかない。しかし市は、「墓」を「家」に見立て、「大きな邸宅が並ぶ一角に小さな家が密集していると違和感を抱く」と消極的。今のところ、100万円程度で提供できるのは、大小の区画が混在する一角を分割した6区画にとどまる。

市は「現状で募集をかけても売れ残る区画が多くなりそう」とぼやくが、完売すれば約2億4,000万円の臨時収入。財政難の市には非常に魅力的で、永代使用の権利が戻るなどして小さな空き区画が一定数確保できるまで待つか、売れ残り覚悟で販売するか、思い悩む。

(7/10神戸新聞より )

2008年7月9日水曜日

石から紙が出来る!?

ITmediaの7月9日記事に興味深い内容が載っていました。
石から紙を作り、それを販売開始している企業があるそうなんです。
それは、石灰岩を主成分とした紙。
紙パルプを使わないため森林資源に負担をかけないほか、エネルギー使用量が少ないなど、環境負荷が少ない点が特徴。また水に強いため、アウトドア用途など防水性能が求められる用途にも向くらしい。
耐水性能に優れているのも特徴である反面、インクジェットプリンタでの印刷は難く、水性インクペンのノリは悪く、劣化も早い。しかもまだ生産量が少ないため一般的な紙の1.5倍~2倍程度コストもかかるということで、これからも課題が多そう。
でも環境を考えた新しいものの開発に関わる方にエールを送ります。
当店にも工場があり、石を切った時に出る石粉を、環境に優しく再利用させる方法はないものかと、社長が何年も前から考えていらっしゃいます。
どなたかいいアイデアありませんか??
うちの石は花崗岩の中でも最高級の「本御影石」。ブランドとしては世界に通じますから、いいもの出来るかもしれませんよ(≧ω≦)

(ITmedia7月9日記事より一部抜粋)

2008年7月7日月曜日

地球環境サミット



今日から3日間、「北海道洞爺湖サミット」が北海道で開催されますね。

このサミットは別名「地球環境サミット」とも呼ばれています。
1997年の京都議定書で、先進国は二酸化炭素の排出削減について削減目標を決めました。
洞爺湖サミットでは、この京都議定書のその後をどうするかについて話し合われることになっています。日本は2007年のドイツ・ハイリンゲンダムサミットで、2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも半減すること、途上国を含む主要排出国すべての参加などの『クールアース50』を提案しましたが、今回はこの合意を目指しているのだそうです。


先進国が今まで二酸化炭素を排出したいだけ排出して、そのツケを今頑張っている途上国に負わせるのも、途上国の方にとっては、どうも合点のいかん話でしょうね。

しかし、この先の地球のことを考えるならば、地球上のみんなが手を取り合って、母なる大地を守ってゆかねばなりませんね。
特に我々、豊かな日本に住むお互いは、日頃の便利に慣れ過ぎちゃった部分は多いと思います。
ひとりひとりが少しずつ、エコな心遣いをしていきたいものですね。

環境gooでは、庶民の目線で環境に関する情報を教えてくれています。
良かったらご覧になってみては?

2008年7月6日日曜日

そりゃ無理やろ


某所の立体駐車場。
壁際に「軽自動車」のスペースがあるが、いつ行っても、駐車されていたためしがない。
そりゃそうよ~、だって入らないんだもん。

どう考えても狭すぎる(≧▽≦)

雑誌『宝島』の「VOW(バウ)」という読者投稿コーナーには、「街のヘンなもの大カタログ」をコンセプトに、面白い看板や、誤字脱字で意味の変わってしまっている新聞記事など、とにかくヘンなものがたくさん紹介されていますが、それに載っていそうな勢いです。

白線を引く業者さんも、「軽でも無理やろ…( ̄∇ ̄A)」と思いながら作業をなさったんでしょうね~

ご丁寧に「軽」って書いてありますが、「軽すら」とか表示して下さったなら、話題を呼んで、車庫入れに挑戦する方も現れたりして(>v<)




               

2008年7月4日金曜日

笹の葉に願いをこめて…


毎月の月初め、僕は仕事で、Mさんのお宅へ行きます。

Mさんは、足が不自由なおじいちゃん。少ない年金の中で頑張って独り暮らしをなさっています。
なかなか外に出られない所へ格好の話し相手が来たという勢いで、いつも元気にお喋りをしてくれます。

今月もいつものように訪れてみると、玄関先のKさんの愛車の傍に、かわいい笹が置かれて、短冊がついています。

「健康~ 元気に歩けますように M」
「宝くじがあたりますように M」
「日本が良くなりますように 元気になりますように M」

Mさんも、国から『後期高齢者』というレッテルを貼られた1人。

お金がないし、元気に働けない上に、また国からお金をとられてしまう。
こうなったら宝くじに夢を託すしかないのかな・・・。
でも、お国が元気に立ち直ってくれたら、みんなが住みやすい社会が出来る。
こんなに切なる願いを短冊に込め天に祈る老紳士が、世の中にはたくさんいらっしゃる事、国会議事堂の中には、果たしていつになったら伝わるのでしょうか・・・。

きっと初出馬の時は、世直しヒーローを夢見ておられたと思います。
外交なしには日本は生きていけない国かもしれませんが、国外ばかりに目を向けず、国民の命をどうか大切に考えてくださいね。
国会議員の皆さんが、ご自身の名誉と富の為だけに議員になられたのではないことを、一国民として願います。


2008年7月2日水曜日

子供の夢がやってくる!


来年3月、甲子園のららぽーとに「キッザニア甲子園」がオープンするそうです。
キッザニアは、国内2カ所目の子ども向け職業体験施設。東京都江東区の「キッザニア東京」は年間80万人がやってくる超人気スペースだそうな。
運転士や車掌を体験できる「電車」をはじめ、大学や大使館、ホテル、音楽スタジオなど東京にはないパビリオンもお目見えし、様々な職業が味わえる。パビリオン数は約50で、スタッフの手を借りて子どもが体験できる職業は80種類以上に上るとの事。

僕が子供の頃はこんな施設は当然なかった。小中学校では、「世間にどんな職業がある」なんていうのは殆ど習わなかったな・・・。あ、社会科見学で、小麦粉工場やゴミ処理場くらいには行ったっけ。でも、学校での職業体験なんてなく、むしろ悲しいかな、全般的に『いい高校・いい大学へ行く為の勉強をしろ』っていう雰囲気だった気がする。

だから、子供ながらに
「高校や大学に行かないのと落ちこぼれになってしまう」
ようなことを思った記憶がある。



こどもたちには、世間にどんなお仕事があるのかってのを、知る機会をもっと増やすべきだと思う。


ここ10年ほど、兵庫県では「トライやるウィーク」と題して、毎年春頃に中学2年生が近所の工場やレストラン・ガソリンスタンド・ホームセンターなんかで、1~2週間、お仕事の体験をしてる姿を見る。案外熱心に仕事に没頭する体操服姿がある。そこで、中学生なりに、なにかしら、心に感じ取ってくれることがあればな・・・。

仕事をすることの、楽しさとか・・・厳しさとか・・・。
生きていくことの、大変さとか・・・素晴しさとか・・・。

そういう意味では「キッザニア甲子園」には大きく期待をしちゃうな。自分にいづれ子供が出来たら、連れていくんだろうと思う。


でも、スポンサー企業がパビリオンを作って運営していくという事は、子供たちや親御さんへのコマーシャルメッセージ的なことの意味合いが半分以上あると考えると、非常に怖い気もする。

「楽しい」イメージのみが先走ったり・・・、
お金のある企業でCMに効果を求める企業しか参画しないという偏りであったり・・・、
子供たちが街の中小零細企業の素晴しさを知らずに育ったり・・・。


訪れた子供たちのハートを掴むに違いない「キッザニア甲子園」が、利潤のみの追求に奔走するとこなく、本当に本当に本当に、訪れる子供たちの未来最優先に、キッズの将来の夢が広がる運営をして下さることを、心より期待いたします。




キッズシティージャパンhttp://www.kidzania.jp/

                                     
                                                       

2008年7月1日火曜日

お墓のことはいつ頃から考え始める?



『プレジデント』にこんな記事が掲載されていましたので抜粋して紹介します。

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特集/全予測「働き方、生き方、稼ぎ方」
PART2.家族・自分篇 - 11 【両親と自分のお墓のことはいつ頃から考えはじめればよいか】

葬儀相談員 市川 愛
1973年、神奈川県川崎市生まれ。服飾メーカーを経て葬儀社紹介会社に勤務。サービス業の常識が通用しない葬儀業界のあり方に疑問を持ち、2004年に「葬儀相談員」として独立。お葬式の相談機関「リリーフ」代表として活躍中。 鈴木優子=構成

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●いざとなって慌てないために、生前建墓を考えましょう

お墓なんてまだまだ、と思っていらっしゃる方は多いでしょう。しかし、いつ必要になるかは、誰にもわかりません。 といって、唐突に両親や配偶者にお墓の話を持ち出すのは気が引けるでしょう。タイミングはいつがいいのか、悩ましい問題です。たとえば、親戚や知人の訃報に接したときや法要があったときに、さりげなく、「そろそろお墓のことを考えてみよう」と切り出してはいかがでしょう。あるいは、「Aさんの家で、最近お墓を買ったらしい」といって関心を高めてもらったり、墓地情報を入手したときに、「いい墓地があるから、見に行ってみよう」などと、会話の自然な流れの中で、きっかけをつかんでください。

墓の情報を収集し、どこに求めるかを考える

肉親が亡くなった後、お墓の必要性を直に感じるのは、納骨というセレモニーがあるからです。通常、納骨は49日法要と同時に行いますが、お墓がないと、墓地探しから始めなければなりません。種類や条件などを考慮すると、そう簡単に墓地は決まりません。運よく決まっても、墓が完成するのに1〜2カ月かかるため、亡くなってから探していたのでは間に合いません。もちろん一周忌を目安に納骨する方も多いのですが、慣例に則って執り行いたいのなら、生前にお墓を建てておくといいでしょう。「建墓祝い」といって、お祝い金を包む地域もあるくらいですから、生前にお墓を建てることは何らタブーではありません。


 墓地には大きく分けて公営墓地、民間霊園、寺院墓地の三種類があります。
 新たに求めるとしたら、使用料の安い公営墓地がお勧めです。ただ、空き物件が少ないのが難点です。特に都立霊園はかなりの競争率で、しばしば抽選になります。当選をいつまでも待たずに、民間霊園も視野に入れておきましょう。
 民間霊園の内情は戸建ての住宅団地に似ています。開発業者が大規模に土地を手当てし、区画ごとにさまざまな石材店が墓を建てます。墓地の広告を出しているのは、おおむねこういった石材店です。
 民間霊園では、どんなお墓を選んだらいいでしょうか。高齢になってから墓参りすることを考えたら、「家から1時間圏内」あたりに立地していないと将来困りますし、日当たりや水はけも墓石の耐久性に大きく関係します。現地に足を運び、他家のお墓などを見て、霊園がきちんと管理しているのかをよく確認しましょう。費用の目安は、都内で一平方メートル程度の広さなら権利金が200万円くらい。加えて墓石本体の費用がかかります。
 最近では、納骨堂や合祀墓を利用した永代供養という選択肢もあります。納骨堂とは、屋内にロッカー形式でつくられているお墓のことで、運営母体には公営のほか寺院など民間のものがあり、費用は通常のお墓の数分の一で済みます。公営なら数万円、民間でも30万〜80万円ほど。また、複数の遺骨を合同で埋葬する合祀墓という形式もあり費用も安めです。永代供養とは寺院に供養のお布施を先に支払い、忌上げまでの数十年間供養してもらうことです。生前の申し込みが可能で、継承者のいない人からの需要が高く、今後も増える傾向にあります。
 田舎に先祖代々のお墓があるが、不便なので自宅近くに移したい場合は、改葬をすることができます。しかしその際に注意しなければいけないのは「離壇料」の存在。相場は関東圏で20万〜100万円ほどで、お寺によってまちまちです。そのほか墓地を更地にする費用も必要です。自分のお寺に「離壇料」があるかどうか、あるならいくらくらいか。檀家総代などの事情通に、そっと聞いてみることをお勧めします。

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上記記事は関東圏の情報が主に掲載されていますが、関西圏でも、各地域によって墓地の規定はさまざま。一概に「公営墓地」と言っても、各自治体によって規則・条件などが異なります。

乾石材店では、上記に関わるご質問・ご相談などを随時承っています。

どうぞご遠慮なく下記フリーダイヤルまでお問い合わせください!

人情溢れるスタッフがお待ちしております。

本御影石の石久 乾石材店 0120-450-148

乾石材店のホームページもご覧下さい!http://www.inui-sekizai.com